昨年、こんな記事→トランプで変わるワクチン行政? | WONDERFUL WORLD2016/11/10を書きましたが、トランプ氏の人事を見ると、実現しそうな感じです。厚生長官のトム・プライス氏と、RFKこと、ロバート・ケネディ氏。
ワクチン諮問委トップにケネディ元大統領の甥、トランプ氏が要請| ロイター
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-vaccines-idJPKBN14V0VZ?il=0
[シカゴ 10日 ロイター] – 暗殺された故ジョン・F・ケネディ元米大統領のおい、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が10日、トランプ次期大統領の要請に基き、ワクチンの安全性を再検証する諮問委員会を率いることに同意したと明らかにした。同氏は環境活動を手掛ける弁護士で、ワクチンに懐疑的な立場をとっている。このためワクチンの専門家らは、同氏が率いる諮問委の設置により、小児期のワクチン接種と自閉症に関連性があるとする説に信ぴょう性を与えてしまう恐れがあるとして強く批判している。この説は1998年に医学誌ランセットに掲載されたが、その後に間違いと判明。ランセットは掲載を撤回し、後に多数の研究でワクチンの安全性が確認されている。ケネディ氏は、ニューヨークでトランプ氏と会談した後、記者団に「トランプ次期大統領はワクチン政策に疑問を持っている」と語った。
ケネディ氏は決してワクチン反対を唱えているわけではなく、あくまでも「懐疑派」です。でも、ワクチン被害者の側に立って、長年、声を上げ続けてきた人物なので、国民からは支援されるでしょう。また、彼が主に問題視しているのは「水銀(チメロサール)」です。チメロサールは、今はインフルエンザワクチンなど数種にしか使われていないと信じられていますが、実際には微量ながら、ほかのワクチンからも検出されていることが報告されており、ケネディ氏はまず、その完全除去をめざすでしょう。・・・もっとも、医薬産業界は大反対、伯父さんのように暗殺されないか心配です。
それから、マーカー部分の「その後に間違いと判明」というのは間違い。これについては本ブログで何回も書いているので省略しますが、米CDC自らの調査でもクチンと自閉症の関係を裏付ける結果が出ているし(それを隠蔽して問題化)、映画「Vaxxed」の上映拒否(問題が知られると困る)など、ワクチンと自閉症の関係を裏付ける資料は増え続けています。とにかく、トランプ政権は、ワクチンと医療面では一歩踏み出すことが期待できます。2017/1/13