ワクチン狂のビル&メリンダ・ゲイツに「自由勲章」!

  1月12日、退任間近いオバマによる大統領自由勲章の授章式が行われました。21名の受賞者は学者、俳優、政治家、アスリート、音楽家、文化人ですが、有名どころはトム・ハンクス、ロバート・レッドフォード、ダイアナ・ロス、マイケル・ジョーダンなど。(受賞者リストは→The Presidential Medal of Freedom | The White House)

 その受賞者のなかに、昨年、ワクチンを扱った映画「Vaxxed」のトライベッカ映画祭での上映を拒否して物議をかもしたロバート・デ・ニーロと、相変わらず世界にワクチンを売り続けているワクチン魔ビル&メリンダ・ゲイツ(夫妻)がいました。

 大統領自由勲章とは、日本でいえば国民栄誉賞にあたります。下はWikipediaの説明です。

 受章対象者は、「アメリカ合衆国の国益や安全、世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」である。この勲章は第二次世界大戦中の1945年ハリー・S・トルーマンによって制定された。1963年にはジョン・F・ケネディ大統領命令11085号[1]により、この勲章を復活させ、対象者を拡大している。授章式は独立記念日7月4日の前後に行われ、毎年授章式が行われている。受章者の決定は、推薦などを参考に大統領が行う。奇しくもケネディ自身がそうだったように、故人に追贈されることもある。

 「国の勲章」は、政権維持に功績があった人に与えられるもので、当然、政権に批判的な人は選ばれません。逆に、受賞者は「国のため」に働くのです。たとえば、先に行われたゴールデン・グローブ賞の受賞式で、トランプ批判につながる発言で大報道されたメリル・ストリープは、2014年の受賞者。メリル・ストリープさん、授賞式でトランプ氏を痛烈批判 – BBCニュース

 それでなくても、ハリウッドと米政権のつながりはとても強く、それを批判して「オフ・ハリウッド」や「独立系映画」の波が生まれたのですが、デ・ニーロはこの賞をもらったことで権力側に立ったと判断されても仕方がないかもしれません。彼が上映を断った「Vaxxed」は、その後、各地を訪ねて自主上映会を重ねるという、つらい状況に置かれています。でも、授賞式ではもちろんそんな話題は出ていませんけどね。

 また、ゲイツ夫妻は、オバマが最初に「各地で衛生問題や教育問題にとりくみ、死亡率を大きく下げた」などと讃え、席もオバマの真後ろでずっとカメラに映るなど「特待」ぶりが伺われます。でも、勲章授与のコメントにも「ワクチン」の語が一切ないのは、ワクチン問題をとりまく微妙な情勢を考慮しているからでしょう。

 大統領自由勲章を得た人々はーー特に政治家はーーはっきりいって、今の国際政治の危機を招いた戦犯ばかりという感じです。たとえばコリン・パウエル(複数回受賞)、マーガレット・サッチャートニー・ブレアジョージ・H・W・ブッシュアンゲラ・メルケルドナルド・ラムズフェルドヘンリー・キッシンジャーディック・チェイニージョージ・シュルツロバート・マクナマラジョー・バイデンなど。今回の授賞式がトランプ就任式直前に行われたのも、トランプによるワクチン政策大転換へのカウンターなのかもしれません。2017.1.16

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/