前記事の続き。アメリカ、カリフォルニア州で、ワクチンを拒否する権利をなくしてしまえ、という法案「SB777」が提出されました。法案提出者は民主党のベン・アレン議員(サンタモニカ)とリチャード・パン議員(サクラメント)の二人。これが通ると、もう宗教や思想信条を理由にワクチンを拒むことはできなくなります。・・・昨年冬の「ディズニーランドはしか騒動」以来、これは予想されていました。当時、「ワクチンを受けていない連中がはしかを広めた」と大きく報道されましたが、その後の調査で、罹患者の多くはワクチン接種済みで、接種していなかった罹患者はわずか14%だったことがわかっています。
市民の間にはすぐに強い反対運動が起きました。前記事の動画は、この法案審議のために開かれたヒアリング(4月15日議員勉強会)で、反対を言うために集まった市民たちの様子です。
●当日のヒアリングはすべて録画され、公表されています。ここ↓です。最初に賛成派、そして反対派の市民が出て名乗り、賛成(サポート)・反対(オポーズ)を表明しています。「ワクチンで障害を受けた」と語る市民も、子どももいて、感動的です。
https://www.youtube.com/watch?v=eRLkYuwiZEI(3時間40分、全体版)
●全体版をうんと短く編集したのがこれ↓(6分半)これだけでも一見の価値あり。
https://www.youtube.com/watch?v=SjZPoPaOk0s
「賛成派」は、医師・看護婦や関連の組織・団体の代表、PTA、医大の学生らで、どうも動員された「体制派」が主体。意見を述べたのは53名。それに対し、反対意見は743人。州議会ビルを取り囲んでいた人たちは、数秒間の「意見表明」のために、子どもをつれてじっと待っていたのですね。
この日、投票が行われていれば、法案は間違いなく否決されたでしょう。ところが!議長の判断でこの日は投票は先延ばしされました。実際に投票が行われたのは22日。しかしその間、ワクチン推進派は、議員の一人を交代させるという手を使って、賛成多数で法案を通過させてしまったのです。・・・いやあ、こんな手があるとは。市民の反対運動を率いたCCHCによるとCCHC’s press release、
「これほどの不正投票はめったにない。賛成派の票を一票増やしただけに留まらず、法案に強く反対していた委員会の副議長(ハフ議員)も更迭してしまった」
「法案は先週水曜日に否決されるべきだったが、法案提出者に『修正』の機会を与えるとして一週間延期されたのだ。しかも投票当日は『投票のみ』で、反対派が意見を言う機会は与えられなかった」
市民の証言を許さないというのは、政府はもはや市民の訴えなど聞かないということです(この流れは日本の原発推進方針にそっくり。決まってんだから騒ぐなよ、と。でも、そうやって市民が「黙っている」ことを選ぶとことに、フクイチやら戦争やらが起きるのですが)。企業が高額の政治資金を議員につぎこむ悪習が許されているアメリカでは、議員の多くは企業の利益のために働いており、市民の「敵」になってしまっているのです。・・・法令とは社会体制を擁護するために作られる。
とはいえ、「医療」は個人的なものであり、本来なら国家が関与する余地はありません。しかもワクチンに対する感受性は人さまざま。子どもの体質も環境もさまざま。そして、ワクチンが間違いなくワクチン反応省VIDをもたらすことが明らかになっている以上、この医療ファシズムはとんでもない市民の不幸をもたらすでしょう。2015.4.25
(参考の一部)
http://noforcedvaccinations.com/
California’s SB277 mandatory vaccination bill passes Senate committee after votes rigged, public testimony silenced