ワクチンと法

  先日、国分寺の小さな勉強会で、「ワクチンと法」というテーマで講演しました。日本のパパやママは、法律のことなど何も教えられず社会に放り出されるので、生活の中の「法」の役割にまったく無頓着です(フクイチ事故だって、もとはといえば「悪法」のせい)。ワクチンに関する様々な情報は、今はネット上でいくらでも集められるでしょうが、法律から問題を理解する機会はあまりないでしょう。
 法は社会のルール、すべての基本です。ところがワクチンの根拠となる予防接種法は、市町村に「ワクチン接種を義務づけている」のに、市民の方は「受けるよう、努力する義務」でしかないという矛盾を抱えているのです。ま、私としては、「ワクチン接種は義務じゃない」ことを強調し、接種を強いる学校や法人は憲法違反、自信をもって拒否すればいい、そんな話をしたんですけどね。
 そしたら、こういう感想がありました。

>個人的には、努力義務の間は、まあいいかと感じています。
>自分さえわかっていれば、周囲にも説明できるので。
>でも、これが義務接種になるとしたら戦わないといけませんね。

 でも、現状は、隠れ義務(半義務)というか、産官学で市民をだまくらかして、異常に高い接種率を達成しているわけで、実はとても危ない状況なのです。感染症が流行すれば、ワクチンメーカーは政府とメディア
を使って「法的義務づけ」を要求するだろうし、市民のほとんどはそれを受け入れてしまうでしょうから。それに、今の時代、感染症なんて意図的に流行させることだってできるのです。その疑いをかけられているのがエボラですが・・・なので、ほんとは今こそ「戦う時」なのです。

 でも、日本の市民は催眠術にかかりやすい。「自分と家族に何かがおきない限り」動かない(人によっては、「何か起きても」動かない)。フクイチでさえ、わずか四年でもう「慣れ」てきてしまっている。
 自由と健康を守るには市民の不断の努力が必要。常に神経を研ぎ澄まして、信頼できるソースから、きちんとした情報を取っておきましょう。2015.1.29
 昨夜の神奈川県予防接種研究会、どうだったのかな?傍聴、実はゼロだったのでは?

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/