当ブログで時々とりあげてきたクリス・バズビー博士。日本でCBFCF(福島の子どもたちのためのクリストファー・バズビー基金)を設立したというので期待を寄せていました。で、何回かアクセスしたのですが、反応ゼロ。変だと思っていたら、今日になって、このサイトhttp://www.cbfcf.org/の主とバズビー氏は関連を絶ったということを知りました。
以下、「ふくしま集団疎開裁判の会」のサイトに発表されていた、バズビー氏の声明。氏は、この会の招請によって、2011年7月日本を訪れ、各地で講演会を行い、東京の汚染もすさまじいと警告したのでした。現状はそれより悪化しているはず。
2012年1月9日
関係者各位
福島の子どもたちのためのクリストファー・バズビー・ファンデーション(CBFCF)および、ジェームス・ライアン氏について
これは、12月12日CBFCFの代表責任者であり創始者のジェームス・ライアン氏に私が手紙を書き、現在存在する限りの、私が持っている彼のCBFCFとの関係をすべて正式に断ったことを確認するものです。これは、この組織が当初の約束通りに設立されることなく、また私とライアン氏とで同意したかたちで仕事を行ったことがまったくなかったからです。私は確認しますが、私がCBFCFのウェブサイトに書いてあるいかなる情報も詳細も認知したことはまったくなく、CBFCFからお金をもらったことはまったくありません。私のアドバイスは、福島からの放射線核種によって被曝している北日本の放射線汚染地域の人々にカルシウムとマグネシウムのサプリを飲むとよいでしょう、というものに過ぎず、ライアン氏によって販売されているものとはまったく関係ありません。このアドバイスを私は続けていくつもりです。
クリス・バズビー
ライアン氏は、高額の放射能検査とサプリ販売を行っていたとのこと。それがどれほど効き目があるのか、私にはわかりませんが、被災者を食い物にするものではなかった、と信じたい。でも、汚染はカネになるからねえ。2012.4.11
バズビー基金は消えていました
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/