ネット情報分析

 時々、読者からFB、Twitterで交わされるさまざまな情報が届きます(ありがとう!)。

 初めて知る情報もあり、中には極めて面白いものもあります。

 たとえばこれ↓

「感染症学会に参加した時、感染研ウイルス第3部4室室長の松山州徳氏に聞いたら、彼は『コロナウイルスを分離したこれは第5の風邪』だと言ったhttps://youtu.be/ySn9kdbFpnE?t=764

 ●で、「感染症学会」で検索すると、東京お台場のグランドニッコー東京で、今年8月19日から21日まで「94回日本感染症学会学術講演会特別シンポジウム」が開催されていました(4月の予定が延期されてこの日に)。プログラムhttps://www.societyinfo.jp/jaid2020/files/programme.pdfを見ると、シンポジウム、セミナーが何十もあり、朝から晩まで講演続き・・・Web配信もあるとはいえ、市民にはいわば集会禁止令・外出禁止令を出しておきながら、感染症の専門家は三日にわたって大集会を開いていたとは、けしからん。
(野心あふれる学会講演会チラシ)
 ●感染研の松山室長は、「緊急企画『COVID-19シンポジウム―私たちの経験と英知を結集してー②』で、『ウイルス学的特徴からの考察』との題で講演しています。コロナウイルスに関する演題はこれ一つだから、松山氏は、「コロナウイルスに関する代弁人」と見なされているのかもしれません。講演の中身は入手できません。
 ●で、コロナは「第5の風邪」とはどういう意味?「『第5の風邪』のウイルス」ならわかりますが、そう言ってしまうと、巷で恐怖を広げている「コロナウイルス」のイメージを否定することになるので、講演で言うはずはない。おそらくQ&Aか、個人的な質問に対し、「ぽろり」と答えたのかもしれません。
 ●でも、この発言にはもっと大切なことがあります。もしコロナが、松山氏が言うように、「風邪」あるいは「風邪の一種」というなら、「ワクチンはない」ということです。→Wiki:「風邪とは原因の80 – 90 %がウイルス上気道感染症」風邪に対してワクチンはない」「風邪の原因となるウイルスには数百種類以上もの血清型が存在し、毎年のように新たな型のウイルスが出現するため、風邪に対するワクチンや特効薬の開発は、絶望的な状況である[8]
 ね? 以前の記事でも「彼らはみな知っている」と書きましたが、よほどのおバカさんでない限り、関係者はコロナ問題のすべてが、「ビジネスチャンス」に向けた壮大なウソだとわかっている。だから、厚労省はコロナ対策を「強制」していないのです。強制しなくても99%が大人しくお上に従うお国柄だし、後になって問題が起きても、「マスクもワクチンも国民が自ら選んだものだ」と逃げられるしね。
 ●さらに、日本ウイルス学会のサイト→http://jsv.umin.jp/news/news200210.htmlには、「ウイルスの分離」についてこう↓記してありました。ここでも松山氏が活躍している。
「先日、本学会員の国立感染症研究所竹田誠部長と松山州徳室長らの研究グループにより、日本で新型コロナウイルスが分離できたことから、今後この分離ウイルスを用いて治療薬やワクチンの開発が飛躍的に進むことが期待されます」2020年2月10日 日本ウイルス学会…
 当時、どんなウイルスを分離したのか知りませんが、これは2月の時点で、医薬産業界ぐるみでコロナワクチン開発方針を決めていたことを示しています。つまり、グローバリストの指令(コロナ騒動の最大・最終の目的はワクチン開発→全人類強制接種)が学会にも浸透し関係者もそれが巨大な利益をもたらすことを認識したのでしょう。…当時、松山氏は、口が裂けても「コロナは第五の風邪」などと言えなかったはず。以後、メディアは連日「コロナ恐怖」をあおる報道を展開しているわけです。
 
そして、もひとつ、びっくりしたのがこの↓情報
大橋眞氏はSDGs推進派のようですhttps://twitter.com/antiSDGs_WFM/status/1285037647946121216?s=20」
 ●大橋氏とは徳島大学免疫生物学名誉教授で、コロナ問題についてビデオ発信しているのは知っています(私はある動画を半分まで見て止めました)。SDGsとはサステイナブル・デヴェロップメント・ゴールズの訳。国連持続可能な開発のための国際目標であり、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)から成るとあるように、グローバリストによるグローバル将来アジェンダです。大橋氏がそのアジェンダを支持し、実際にそのための論文まで発表していると知れば、彼を信奉する多くの市民は裏切られたと思うのではないでしょうか。
 彼に関しては古巣の徳島大も困っているようで、こんな↓声名がありました。
2020/08/27 – 本学名誉教授の大橋眞氏が,新型コロナウイルス感染症に関する仮説を動画等で発信していることについて、本学へ多くの苦情…」
 私は彼の主張(動画の中身)に触れるつもりはありません。それ以前に、それまでワクチンのことなどに全くかかわってもいなかった人間が(少なくとも私は全く知らなかった)、突然、政府の対策に反対の立場から動画発信し始めたことに疑問と不信を持ったからです。これが市民運動家の勘。「目につく動き」をやみくもに信じるのはよくないので、気を付けてね。
2020.9.8

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/