コロナ対策、厳しいほど患者が増加

 ↓のグラフは百万人当たりのコロナ患者の数を示したものです(04/21/2021

https://mises.org/wire/texas-ended-lockdowns-and-mask-mandates-now-locked-down-states-are-where-covid-growing-most

患者数が最も多いミシガン州(790/100万人)は、ロックダウンやマスク着用義務付けなど、全米一といわれるほどコロナ対策が厳しい州でした。ところが患者数は増える一方。

 

 これに対し、今年3月初め、すべてのコロナ規制を撤廃したテキサス州の患者数は100万人あたり104人。なんとミシガン州のほぼ8分の1です。同州の自治体は引き続き対策や規制を実施できますが、今後、知事からのそのような指示は出ません。

 ↓はグレッグ・アボット知事のサイトにある「オープンテキサス」の文書

Governor Abbott Lifts Mask Mandate, Opens Texas 100 Percent(アボット知事、マスク義務付け解除、100パーセントオープンテキサスに)

 アボット知事はテキサス州のマスク義務付けを廃し、州内すべての企業と施設の能力を100%に引き上げることを定めた州知事命令( Executive Order (GA-34) を出した。これによって、過去のCOVID-19関連の命令はほとんど取り消される。2021年3月10日水曜日に発効し、あらゆるタイプの企業が全面的に営業を開始できる。さらに、テキサス州全体に出していたマスク義務着用を終わらせる。企業は、独自にコロナ対策を続ける場合がある。州内22地域のいずれかコロナ患者が発生し、その地域の病床の15%を7日間連続で超えた場合、その地域の郡裁判官はコロナ対策が行えるが、対策に従わなかった場合に刑事罰を科したり、マスクを着用しなかったことを以って罰則を課したりすることはできない…(https://open.texas.gov/)

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 アボット知事は、「ほとんどの住民がワクチンあるいは罹患して回復したことによる免疫をもっている。この先さらにロックダウンやマスクを義務付けるのは不適当だ」「子どもたちもいずれワクチンを打つだろう」「後は個々に病気にならないように気をつければいい」と寛容(ワクチン信仰は困るけど)。

 …テキサスは最近、企業や労働人口の流入で経済状態がいいということなので、州経営への自信がこの知事の判断につながったのかもしれません。実際にも、ロックダウンに病気を封じ込める科学的根拠などないし、マスクは感染を防ぐどころか、病気を招くだけ。この不健康で非社会的なコロナ対策を止めた結果、患者数は減り、住民は元気になったのです。

 そして、この規制撤廃の流れはテキサスにとどまりません。サウスダコタでは最初からロックダウンなどしなかったし、フロリダ州は去年9月にあらゆる制限を撤廃。そしてサウスカロライナ州も5月に「オープン」しています。いずれの州も、メディアは「今後、何万人もコロナで死ぬだろう」というような批判と中傷を浴びせたようですが、どこもそんな事態にはならなかった。それどころか、皮肉なことに、長く厳しい都市封鎖を続けている州ほど感染者は増加しているのです。たとえばニュージャージーの患者増加はテキサスの約4倍、ペンシルベニア州、ミネソタ州、ロードアイランド州、メイン州、ニューヨーク州はテキサス州の2倍以上というふうに。なお、「オープンテキサス」の波は他の州にも広がり、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州などが続いてきるそう。この「テキサスの解放」は上院でも問題になり、「(厳しいコロナ対策を義務付けているミシガンで患者が激増し、規制を撤廃したテキサスで患者が減ったのは)いったいどういうことだ」と尋ねられたファウチは答えに窮していたとか。

 アメリカで起きていることは事実です。都市封鎖や営業自粛要請、マスク反義務付け、人の移動制限など、自然な社会活動に背く対策が、特定の健康問題の解決策になどはるはずはありません。それ以前に「コロナ新型肺炎」は、もともと存在さえ疑わしい「感染症」。市民の多くはメディアがあおる「感染症」の影に怯え、気力を無くし、命を失っているのです・・・それこそ思うつぼかもしれんが。

2021/8/6

https://www.click2houston.com/news/local/2021/07/21/despite-rise-in-covid-19-cases-gov-greg-abbott-says-he-will-not-impose-another-mask-mandate-in-texas/

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/