前記事で、 「『現代の細菌戦』は、メディアやネットを駆使した『情報戦』を加えて展開されている」と書きましたが、それを裏付ける具体的な例がこの写真↓です。これはドイツの有名な週刊誌、『デア・シュピーゲル』の表紙。中国の色である赤の防護服を着てスマホを手にした人物をあしらっていますが、そこに書かれているのは「コロナウイルスーメイド・イン・チャイナ」。
発行部数が多く、それなりに知識人の支持を得ているはずのメディアが、証拠もなしにこんなことを書く悪質さ、異常さに背筋が凍ります。だって、この記事は、コロナウイルスは「中国製造による生物化学兵器」だと断言しているわけですからね。
そしてこれはドイツ一国にとどまりません。フランスやイギリスでも同じような中国叩き記事が激化しているとのこと。おそらくアメリカ+NATOは、今回のコロナウイルス作戦に際し、「イベント201」の通り、メディアも巻き込んでかなり周到な根回しと準備をしていたのでしょう。あの911の状況とよく似ている。
SNSやyutubeはのプロパガンダはもっと低俗で、たとえば「中国人がヘビやコウモリを食べている」画像が多く流れています。あまりにも悪趣味で私は転載しませんが、画像などいくらでも加工できるし、写真が撮られた場所も日時も不明で、事実を裏付けるものは何もない。でも、中国の事情を知らない人、判断力に欠ける人は、そんな画像を見ると、直線的に中国人への嫌悪の念を持つことでしょう。その嫌悪感はすぐに中国人の敵視や排斥、差別感情に発展するはず。…現に起きている日本の「中国人は来るな」騒動はその典型です。
でも、中国人は基本的に「悪食(あくじき)」ではありません。もともと汚染を恐れて生野菜さえ食べなかったくらいだし(今は「サラダ」もありますが)、都市部の住民は家畜以外の野生生物など決して食べようとはしないはず。面白いのは、これらの画像は中国国内では見ることができず、海外でしか閲覧できないということ・・・ネット規制をかけているのでしょうが、これは、敵国に知られることなく、敵国の周辺国の人々を洗脳して自分の側につけるためのあからさまなプロパガンダ作戦。
つまり、「コロナウイルス作戦」は、中国を世界的に孤立化させるための「プロパガンダ作戦」として実行されているのです。
プロパガンダに乗ると、戦争に巻き込まれる。
なお、上記シュピーゲルの報道に対し、在独中国大使館はすぐに声明を発表しています。
「『客観性』と『合理性』を自称しながら、外国人恐怖ー特に中国に対するー人種差別を扇動しそそのかす差別的な記事を、恐れもなく出版している。」「「新型肺炎アウトブレイクを、他国に対する差別と嫌悪感の口実にしてはいけない。報道の自由がドイツ社会の中で、中国に対する人種差別を生み出す理由になってはいけない。
メディアは戦争の工具です。世論喚起のため、そして社会を特定の目的に向けるため、メディアはプロパガンダを報道することが求められ、そしてその求めを断るメディアはありません。それは歴史的事実として残っていますが、司馬史観などにとらわれている人は、メディア報道をうのみにして、「中国人は日本に来ちゃいかん」なんて言うんだろうな~
私は中国がこの苦境を耐え抜き、生物兵器に勝利することを心から願っています。加油中国!
2020.2.11