コロナウイルス、現代の細菌戦

 前記事の続き。「生物兵器」も731部隊の暗躍も、決して過ぎ去った昔の話ではありません。第二次大戦以後、過去の研究開発をベースに、遺伝子組み換え技術やナノ化技術などの「改良」を加えて、毒性や伝染性を高めたものが開発され、それらがくり返し使用されています(いずれ紹介したい・・・)。さらに、「現代の細菌戦」は、メディアやネットを駆使した「情報戦」を加えて展開されているので、一般市民はこれまで以上に情報に踊らされないよう注意が必要です。

 

中国、肺炎デマ発信で3百人処罰 「公共秩序乱した」

2020/02/10 21:45  共同通信社 【北京共同】中国各地で1月中旬以降、新型肺炎に関する不正確な情報やデマを発信して公共秩序を乱したなどとして、少なくとも325人が公安当局から処罰を受けていたことが10日分かった。公開情報を集計した中国の人権派弁護士が明らかにした。肺炎対応への市民の不満が高まる中、当局は情報統制を強めている。弁護士によると、325人は肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大が明るみに出始めた118日から1週間半ほどの間に相次いで処罰された。SNS「ウイルスは人民解放軍がばらまいた」「街が封鎖される」などと投稿したことが問題視され、刑事拘留などを受けたという。

 このニュースは、中国のSNSによる「人民解放軍がウイルスをばらまいた」との発信を、「事実」として一般市民に刷り込むのが狙いだと思われます。ヒントは「人権派弁護士」です。「人権」といえば、最悪の人権無視国家・アメリカが、他国を侵略する際によく使う口実で、「人権派弁護士」はその傀儡として動きますからね。まさか、と思う方は、弁護士という仕事が、もともと「(雇用者の)代弁者」であることを思い出して下さい。

  武漢の「コロナウイルス感染」が、いったいどこで発生し、どこから感染が広がったかは今も謎ですが、中国側のリポートを読むと、一か所で発生したわけではなく、4か所くらいで同時に発生したようです。感染源が複数、そして同時発生とくると…同時多発テロじゃないか! さらに、アメリカには生物兵器の製造工場が複数あること、それを使用した前科があること、ワクチン開発の状況、そしてコロナウイルスの世界的事前演習を行ったこと( 中国「新型肺炎」は「事前演習」されていた )。そして、何とその翌日には、300人の米兵が「2019ミリタリー・ワールドゲーム」参加のために武漢入りしています。これがすべて「偶然」であるはずはなく、300人の運動能力に優れた米兵が「現代の731部隊」として動いた可能性も疑われます。なおマレーシアは「生物兵器による攻撃が予定されている」としてこのスポーツ大会への参加を取りやめたたそうですが、その発言はペルシャ語になっていて読むことができない。
 つまり、今は、中国に生物兵器・コロナウイルス製造・使用の罪を着せようとする「逆デマ」作戦が展開されているわけ。台湾系のメディアやSNSはその先兵らしく、しきりと「解放軍がウイルスをばらまいた」とか「習近平は独裁だ」などと発信しています。ちなみに、あれほど騒いでいた香港の「民主化デモ」は、コロナウイルス騒ぎが起きると同時に収まった。

 中国の方も、今回もコロナウイルス騒ぎが「中国叩き」に利用されていることは百も承知。国内混乱を抑えるためにもデマの拡散を封じ込めるのは当然でしょう。ただ、今回は習首相が一週間ほど姿を見せなかったため、憶測とデマが広がった感があります。

 その習首相が久しぶりに姿を現して、コロナウイルスとの闘いに活を入れた、というニュースが、つい先ほど流れました。

习近平在北京市调研指导新型冠状病毒肺炎疫情防控工作_网易财经

3 時間前 – 新华社北京2月10日电中共中央总书记、国家主席、中央军委主席习近平10日在北京调研指导新型冠状病毒肺炎 … 向奋战在疫情防控第一线的广大医务工作者、人民解放军指战员和各条战线的同志们表示衷心的感谢,向在这次疫情中 …

 ちなみに、北朝鮮の金委員長も習主席を力づける手紙を送ったようですよ。

金正恩向习近平致信:相信中国一定会战胜疫情 – www.guancha.cn

2020/02/02 – 朝中社1日报道,朝鲜劳动党委员长、朝鲜民主主义人民共和国国务委员会委员长金正恩就中国开展新型冠状病毒感染的肺炎疫情防控斗争一事・・・

 「コロナウイルス感染」は中国に仕掛けられた戦争ーー現代の細菌戦ーーなのです。日本はどちらについているのでしょう。

2020.2.11

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/