コロナ「指定感染症」延長ーなんとパブコメ事前打ち切り

前記事の続き。ワクチンのパブコメの他、こういう↓パブコメがあったに気づいた人はいるでしょうか?

新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第一条の二第一項の政令で定める日を定める政令の一部を改正する政令案について 募集中 案件番号060201217 案の公示日20201217日 受付締切日時20211160 所管省庁内閣官房

新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の一部を改正する政令(案)に関する御意見の募集について 募集中 案件番号495200343 案の公示日20201217 受付締切日時202111523 所管省庁厚生労働省

新型コロナウイルス感染症を検疫法第三十四条第一項の感染症の種類として指定する等の政令の一部を改正する政令(案)に関する御意見の募集について 募集中 案件番号495200344 案の公示日20201217 受付締切日時202111523 所管省庁厚生労働省

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 コロナの「法的根拠」を一年延長しようというものです。その理由は(書いてはないけど)、短期決戦でコロナワクチン開発→人類総接種まで行けなかったので、根拠法をいじって「対策」を続行できるようにしようというものです・・・面倒だけど、簡単なので、最終日にでもコメントを出すつもりでした。そのため、要領↑と中身はコピペしておいたのです。

 ところがっ!!

 「検索してももうパブコメ募集のページが見当たりません」という連絡が入りました。追って、「検索したら、こんなのが出てきました。https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000212745まさかの事前打ち切り。6千件のコメントがあったようです」

 で、そのサイトを見ると、たしかに、締め切り日1月15日が一週間前倒しされていました。

新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の 一部を改正する政令(案)に関する御意見募集の結果について 令和3年1月7日 厚生労働省健康局結核感染症課 新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の一部を改正する政令(案)について、令和2年12月17日(木)から令和3年1月6日(水)まで御意見を募集したところ、本件に関する御意見を5,982件いただきました(なお、本件と直接関係しない御意見を257件承っております)御意見については、適宜要約等の上、取りまとめており、パブリックコメントの対象となる案件についての御意見に対する考え方のみを公表させていただいておりますので御了承ください。 (後略)

 …こんなケースは山本も初めて。正当な手続きとは思えません。

 でも、6千近くというパブコメ数も初めて。普通はせいぜい数十。少ない時はゼロ~数件だし、そのほとんどが「賛成でございます」というものばかり。・・・察するに、この改正案には大量の反対パブコメ(275件はおそらく本質的反対意見)があったのでしょう。で、政府は慌てて「事前締め切り」し、それ以上反対意見が集まるのを阻止し、それどころか、これを「インフルエンザと同じ扱い」にしたわけです。そうすればもう指定延長しなくていいし。

 これは、「新型コロナ感染症」は実際は存在していないこと、法律の中でだけ存在していることを示しています…現に、今年のインフルエンザ発生数はほぼゼロでしょう? その患者がそっくりコロナ患者に仕立てあげられているので、当然、フル患者はゼロになるわけです。そのウソの上に、新たな「緊急事態宣言」が出されている。

 鈍い国民もそのウソにそろそろ気づき始めているわけですね。本来ならまともな国会議員を立てて政府を攻め立て、コロナ対策を中止させるべきところですが、私たちには代弁人がいません(まともな議員ゼロ)。さあ、どうしたものか。

2021/1/15

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/