エボラ出血熱、またワクチン禍か?

 エボラ出血熱が大きくとりあげられています。でも、報道の傾向を見ると、どうも豚インフルエンザ、子宮頸がんにつづく、グローバルワクチン計画が隠れているような気がします。両方ともワクチン開発と同時にマスコミが騒ぎたて、焦った市民が病院に押しかけ、ワクチン不足が話題になるほどでしたっけ・・・

未承認薬の投与容認=エボラ熱対策で「倫理上妥当」―WHO指針 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカで感染拡大が続く致死率の高いエボラ出血熱について、効果や安全性が確認されていない開発段階のワクチンや治療薬の投与を認める指針を発表した。WHOは、世界的に感染が広がるリスクが懸念される非常事態の下、「未承認療法の提供は倫理上妥当」との認識を示した。 (時事通信)

 今回のエボラ出血熱は1976年に初めて「発見された」感染症で、アフリカ・ザイールなどが起源。本来なら日本に入ってくる可能性は少ないし、たとえ入って来そうになっても水際で阻止できるはずです。しかし、すでにNWOに踏み込んでいる現在、1990年代以後の伝染病はすべて実験室で作られているのではないかとささやかれるほど。当然、先進国にもエボラ・ウイルスの進入が「計画」されているはず。たとえば【エボラ出血熱】JICA、現地派遣のスタッフ退避 感染拡大でというニュースから、帰国したJICA隊員から病気が感染、とのシナリオも考えられるわけ。

 その受け皿として、日本の感染症予防法は、エボラ出血熱を一類感染症の最初にあげているから、ワクチンさえあれば、誰にでもエボラ・ワクチンを撃ちまくる体制は整っているのです。「日本を守るため」とかいって。すでにアメリカは、帰国した感染者に、未承認薬を使用していますが エボラ出血熱の未承認薬使用、米が認める読売新聞 8月12日、正式な治験は9月から始まる予定でした。それが、WHOや国境なき医師団、イギリスのウェルカム・トラストなどの「圧力」により、いきなり人体実験を実施することになったようです。

 エボラワクチンを開発しているのは国立アレルギー伝染病研究所(NIAID)ワクチンリサーチセンター。このワクチンは伝染性エボラウイルスを含むのではなく、エボラ遺伝子二つを組み込んだチンパンジーのアデノウイルスベクターワクチンなのだそうです。アデノウイルスベクターは、ワクチンの運搬役として操作性が良いためよく使われるそうです(あまり意味はわかっていません)。猿での実験はうまく行き、次の治験のため、FDAの認可を待っているとか・・・二人のエボラ感染者がアメリカに帰国したというのは、非常にタイミングがよかったわけですね。というのは、彼らのおかげで感染が拡大しているのではないかという恐怖が広がり、早くもワクチンを求める声があがっているからです。

 現在、動物実験中なのがInovio PharmaceuticalsとVAXART。でも、子宮頸がんワクチンで悪名を広げたグラクソスミスクラインも、このワクチンを手がけていたスイスのバイオテク企業Okairosを、昨年合併吸収したそうなので、きっとこの分野にも乗り出すでしょう。ああ、次はエボラワクチン禍が起きるんじゃないか… 2014.8.13

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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