イギリスの「反移民」暴動の意味

 パリオリンピックの女子ボクシング騒動は、「男性疑惑」をかけられた二選手は、実際にXY染色体をもつ男性だったことが判明しました。そして、それを知りながら彼らを出場させ、女性と対戦させたIOCに強い批判が集まっています。おそらく、今後、LGBT関係の話題も含め、多くの人が事実を知るに至り、全世界で大きな議論となるでしょう。そうなったら、グローバリスト組織とその支配に対し、反発し、強い怒りをぶつけるはず。・・・しかし敵はさる者。オリンピック作戦の失敗に備えていたかのように、各国で市民の目をそらすような事件が災害が多発しています。

 イギリスでは、詳細不明な「児童殺害事件」をきっかけに起きた「移民反対」暴動が、もう一週間も続いています。警察は暴徒を取り締まれず、騒ぎは全土に飛び火しています。

  女児殺人事件の対処が悪かったことに社会的不満が起きるのはわかるけど、捜査はこれからという時に、「反移民」暴動が起こり、それが全国規模に発展したという経過はおかしい。その暴動が一週間も続き、そして各地で次々に起きているとしたた、それは政府の意にかなった動きなのでしょう。…政府は、この暴動によって、①「反移民」を訴える人々を「右翼」として取り締まりの対象とする、②「政府説明」に反する意見は、すべて「誤情報」としてネットなどから全削除する、③米大統領選でトランプの足を引っ張る(トランプは保守派、反移民です。LGBTにも与していない)、そして、④この騒ぎで、オリンピックのスキャンダル(開会式や女子ボクシング事件)から市民の目をそらすことができる・・・等々。なぜって、イギリスはアメリカの宗主国であり、グローバリストの指示系統のトップだもんね。2024.8.8

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/