イギリス、生活苦反対の大規模デモ

 カナダのトラックドライバーらが決行した「フリーダム・コンボイ」の波は、その後、すごい勢いで世界に伝播しています。EU各国やアメリカでは、カナダと同じ羽目にならないよう、早くからデモ隊を封じ込めるための対策が取られ、デモの禁止や市街中心部への車両進入措置が取られています。でも、これは、2年間たまりにたまった人々の不満と怒りをかえって刺激することに。EUではバレンタインデーに、ヨーロッパ・フリーダム・コンボイが呼びかけられていましたが、ネット規制があるのか具体的な情報はまだ入っていないので、ちょっと待ってね。

コンボイが目指しているのは諸悪の根源、EU本部があるブラッセル

 ところで、日本ではほとんど報道されていませんが、イギリスではコロナ以来、「水道光熱費や食の高騰」に反対する人々のデモが25以上の都市で起きました。生活費の高騰を招いている最大の元凶はおそらく「新エネ」。役にも立たない風車や太陽光発電を大量に設置したせいで、電力不足や停電、そして電力供給のバランスを取るための電力料金値上げが相次いでいるのです。これでジョンソン首相の首はますます怪しくなっています。https://www.wionews.com/videos/united-kingdom-protests-held-in-over-25-british-towns-against-rising-cost-of-living-453092

 なお、「新エネ」「再生エネ」は、一般人のコントロールの一手法に過ぎないことを知っておいてください。もともと、二酸化炭素排出による「地球温暖化」なんて真っ赤なウソ(できれば過去記事を見てね)。それと「再生エネ」がセットで打ち出された時、まともな人なら気づくだろうと思っていましたが・・・なんと環境保護団体や労働組合などが率先して、この「温暖化詐欺」を取り込んだのですね。「再エネ」が光熱費の高騰、貧困層の増加、廃棄物の増大、環境汚染の深刻化、生物多様性の危機を招くのは当然の話ですが、それがコロナの時期に合わせて現実化していたとは。

 市民は自分の生活レベルに合わせて現実を判断し、行動を選びます。上のイギリスの動画を見ると、デモ参加者の多くがマスクを着用していることに気づかれるでしょう。「マスクを外せ」「ワクチンを打つな」と言えるのは、そこから一歩抜けた、より大局的な観点を持つことができる人々なのです(実際の生活レベルとは関係ない)。多くの人々が、人類共通の敵の存在に早く気づくことができますように。(なお、カナダの展開はもっと面白いのですが、情報が多すぎてうまく処理できません。できれは27日の勉強会に動画を交えてお話しますので、ぜひご参加下さい)。2022.2.17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/