アストラゼネカの「コロナワクチン治験中断」が、世界的な波紋を呼んでおり、ようやくメディアもワクチンの危険性に目を向け始めました。
アストラゼネカ、コロナワクチン臨床中断、WHO「ワクチンの安全性が最優先」
2020/9/9(水) イギリスの製薬会社のアストラゼネカが副作用を理由に新型コロナのワクチンの臨床試験を中断したが、世界保健機関(WHO)が9日(現地時間)、ワクチンの安全性が最優先事項だと発表した。 WHOは「我々がスピードについて話すからといって、普段から評価すべき事案について妥協したり、諦めるという意味ではない。ワクチンの開発過程は、引き続き規定に従うべきだ。 人々に使われる薬物とワクチンは安全性を検査しなければならない。」と強調した。 アストラゼネカは前日、オックスフォード大学と共同開発中の新型コロナワクチン候補物質AZD1222の安全性問題を理由に「アメリカとイギリスで進行中だった第3次臨床試験を暫定中断する」と明らかにした。アストラゼネカ、コロナワクチン臨床中断、WHO「ワクチン …
これまでお伝えしてきた同社のワクチン副作用より重篤な症状が起きたということです(他記事は本ブログの「ワクチン・医薬品」から検索してください)。で、その副作用について、米国立衛生研究所がはっきり言及しています。日本語ブルームバーグの記事は:
アストラゼネカのワクチン試験中断は脊髄の問題-NIH所長 …
www.bloomberg.co.jp › news › articles
Riley Griffin 2020年9月10日 7:19 JST 更新日時 2020年9月10日 10:20 JST米国立衛生研究所(NIH)のフランシス・コリンズ所長は9日の上院委員会で、英アストラゼネカが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を中断したことについて、「脊髄の問題」が理由だと証言した。ワクチン開発で先行しているアストラゼネカとオックスフォード大学は試験の参加者1人に疾患が生じ、安全性データを検証するため試験を中断した。
コリンズ所長は上院厚生教育労働年金委員会で、問題となっている有害事象は脊髄の炎症を起こす神経障害である横断性脊髄炎(TM)だと指摘した。アストラゼネカの検証でこの有害事象がワクチンと関連していることが分かれば、既に製造されたワクチンは全て廃棄されるとも語った。コリンズ所長は「まず安全性を重視しており妥協はしないとわれわれが語るのを聞けば、誰もが安心するはずだ」とした上で、「これは1件の有害事象に基づき、それがワクチンと関係があるかないか分からないが、何か懸念すべき証拠があれば直ちに中断し、確認するという慎重なアプローチの最善策だ」と述べた。
アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は9日午前に投資家に対し、英国の女性1人にTMと呼ばれる神経系の疾患が発現し始めたため同社のワクチン試験は全世界で中断されたと説明した。アストラゼネカの広報担当者ミシェル・メイセル氏によると、ソリオCEOは今回の症例で最終的な診断は出ていないとした上で、より多くの検査が行われるまで診断は確定しないと述べた。メイセル氏は発表資料で「こうした検査が今後、独立した安全性委員会に提出され、有害事象が検証されて最終診断が下される」とした。医療関連ニュースを専門とするSTATの報道によると、女性は回復しつつある。中枢神経系の問題が生じたのは2件目となるが、神経障害の最初の症状は多発性硬化症が原因とみられ、ワクチンとの関連はないと考えられたとSTATは伝えた。臨床試験登録ISRCTNに掲載された7月12日付の被験者情報によると、アストラゼネカの英試験で参加者1人がTMの症状を示した。原因は調査中だとされていた。メイセル氏は「7月には、被験者1人が未診断の多発性硬化症であることが確認されたことで安全性を検証する間、試験が一時中断した」とした上で、独立した試験監視委員会はこの診断がワクチンと関連がないと結論付けたと説明した。アストラゼネカは来週、臨床試験を再開する可能性があると、英紙フィナンシャル・タイムズが事情に詳しい複数の関係者を引用して報じている。
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米議会でも問題になっているところを見ると、あるいはこれは米・モデルナとの開発競争がかかっているのかもしれません。
それより、問題は、「神経系に炎症を起こす」のは、すべてのワクチンに共通する副作用だということです。従って、世界で行われている治験はひとまず中止しているのだろうと思いましたが、上の記事には「日本の治験」については書いていない…まだ続いている? それどころか、AZ社は、治験中止が本決まりになった後だと思われる9月4日付けで日本での臨床試験を開始したと発表しています。
アストラゼネカ、新型コロナウイルスワクチンAZD1222の日本における第I/II相臨床試験を開始
2020年 9月 04日 www.astrazeneca.co.jp › media › press-releases1
同社の営業姿勢を物語る事実ですが、ワクチンはグローバルビジネス。一社がこけるとすべてがこける。そのため、日本ではAZの「危険性」を伴うワクチン治験をこっそり継続させるつもりかもしれません。だって、政府はAZのワクチン買い付けをすでに決めているんだから。2020.9.11