国民にとって最悪の選挙となった2014年衆院選。その結果を元に、自民公明・中央省庁・産業界の「フクイチ事故隠し」はさらに加速化されそうな勢いです。市民がもっとも関心を抱いている放射能汚染と健康問題に関する専門家会議さえ、密室で行われる!という連絡が入りました。以下以下、「避難の権利」ブログから転載。http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-1b21.html
【傍聴者締め出しに抗議!】環境省「健康管理のあり方に関する専門家会議」
みなさま
環境省「第14回東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(座長=長瀧重信氏)が明日、中央合同庁舎第4号館にて開催されます。
驚くべきことに、この会合はすべての一般傍聴者を排除して行われます。
私たちはこれまで、同家会議は、放射能の安全神話に加担してきた専門家が多くを占め、被害当事者の置かれている実情からかけ離れた議論が繰り返されてきたことを憂慮し、当事者を委員に加えること、また当事者ヒアリングの実施を求めてきました。これらはすべて無視されてきました。そして
今回、すべての傍聴者が排除されることに。そこで、明日16:30から環境省前で、17:00から会場の中央合同庁舎第4号館前で、抗議行動を行います。マイクスピーチ、プラカードなどでアピールします。ぜひご参加ください。
今回、すべての傍聴者が排除されることに。そこで、明日16:30から環境省前で、17:00から会場の中央合同庁舎第4号館前で、抗議行動を行います。マイクスピーチ、プラカードなどでアピールします。ぜひご参加ください。
12月18日 17:30~17:50@環境省前
18:00~18:30@中央合同庁舎第4号館前
連絡先:090-6142-1807
★環境省のホームページでは、今回の傍聴者を締め出す理由として「第13回の会議で、発言等により議事を妨げる行為があり、議事を中断する事態が生じた」としていますが、その場にいた私たちとしては、傍聴者を排除するようないかなる事態も生じていないと考えています。
確かに第13回の会議で、中間とりまとめに記載されていた福島県内と県外を比較するような記述に関して議論となり、「福島県外の被ばく量は低い」「一般的には放射能は、離れて行くほど低くなる、これが常識的」と発言した丹羽委員に対して、傍聴席から「非科学的だ」との不規則発言がありました。しかし、この程度の不規則発言は、他の政府系審議会ではいくらでもある話で、不規則発言をした傍聴者のみならず全傍聴者を締め出すという今回の
環境省対応は、この不規則発言を利用して、都合の悪い批判勢力を締め出すために、本専門家会議の中間取りまとめに関する議論を非公開にしたのではないかと
も思えるほど、過剰なものです。
環境省対応は、この不規則発言を利用して、都合の悪い批判勢力を締め出すために、本専門家会議の中間取りまとめに関する議論を非公開にしたのではないかと
も思えるほど、過剰なものです。
★いまからでも、環境省に「傍聴締め出しやめて!」との電話がけをお願いします!
★環境省の本専門家会議に関する問題はたくさんあります。たとえば以下の通りです。
- 招聘した外部専門家からの指摘をほとんど無視している
- 当事者ヒアリングを実施していない
- 「結果」(=今現在生じている事象)についての分析・考察はせずに、「原因」(=被ばく線量)評価に重点。データの不確実性が指摘されながらも、限定された被ばく評価を延々と議論した
- 本来、放射性物質の拡散には県境がないのにもかかわらず、福島県内・県外の比較を行い、福島県外は被ばくが比較的少ないという結論を強引に誘導し
ている・現在、福島県健康調査において生じている甲状腺がんの症例について分析がされずに、甲状腺検査にメリットはまったくないとする根拠のない主張がく
りかえされている。(以下略)
環境省が平然と御用(誤用)学者を集め、シナリオ通りの結論を出すために、密室会議を開こうとしているのは明らかですが、それ以前に、環境省は「健康問題」なんて門外漢。守備範囲でもないのになぜこんな会議を?と思って、担当課に聞いてみました。
「この会議の根拠は何?」「あ、根拠? どういう意味ですか?」「会議は何にもとづいて行うんですか?」「あ~それは事務局側が決めたことにもとづいて行っています」「ふざけないでよ(`Δ´)!根拠法令を聞いているんじゃないの!」「・・・」「わからなければわかる人に電話してかけ直してね」
十分後に電話。「根拠法はありません」
お、またか・・・これが今の環境省のやり方。法令に根拠がなくても平気、そこで出た結果を既成事実としてどんどん広めて行っているのです。今回も、おそらく「放射性廃棄物の処理」を念頭においたシナリオがあるのでしょうが、結論は汚染の拡大、濃縮を「なんでもない」と認めてしまうに決まっています。早く環境省をとりつぶさないと大変なことになる。
「この会議の根拠は何?」「あ、根拠? どういう意味ですか?」「会議は何にもとづいて行うんですか?」「あ~それは事務局側が決めたことにもとづいて行っています」「ふざけないでよ(`Δ´)!根拠法令を聞いているんじゃないの!」「・・・」「わからなければわかる人に電話してかけ直してね」
十分後に電話。「根拠法はありません」
お、またか・・・これが今の環境省のやり方。法令に根拠がなくても平気、そこで出た結果を既成事実としてどんどん広めて行っているのです。今回も、おそらく「放射性廃棄物の処理」を念頭においたシナリオがあるのでしょうが、結論は汚染の拡大、濃縮を「なんでもない」と認めてしまうに決まっています。早く環境省をとりつぶさないと大変なことになる。
2014.12.17