がれき、大阪市会の骨気に期待!

 東京都では大槌町のがれき焼却も始まります。ヒ素・クロム・アスベストなど「猛毒」が入っていることを、他ならぬ環境相本人が明らかにしたにもかかわらず、東京都民の怒りの声は聞こえてきません…官邸前の反原発の怒りの一部がなぜ反がれきに向けられないのか。がれきの広域処理は、原発にトイレをつけることであり、それだけでなく、今も盛んに有毒物質を環境と体内に送り込んでいるのですけどね。 

都が受け入れ開始 大槌の震災がれき
 2012/07/18
 東日本大震災で発生した大槌町のがれきを東京都に搬出する作業が17日、同町大槌の災害廃棄物破砕選別場で始まった。町内のがれきを県外で処理するのは初めて。都は来年3月末までに可燃系の混合廃棄物2万1千トンを受け入れる計画だ。日は都職員の立ち会いで作業。選別機で土砂をふるい落とした後、金属やコンクリート片などを手作業で取り除いた可燃物を東京行きのコンテナトラックに積み込んだ。搬出前の放射線測定では毎時0・07マイクロシーベルトを示し、都の受け入れ基準値の0・21マイクロシーベルトを下回った。同日は計30トンを4台のトラックで搬出。都の計画では9月までに4200トンを2カ所の民間処理施設で処分し、10月以降は別の業者を選定する。http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120718_5

 大阪では、東京みたいになりたくないという市民が必死の抵抗を続けています。昨日の市役所座り込みに続いて、今日は市議会傍聴。実は、彼らがこれまで集めた「反がれき陳情」は550通にものぼりますが、今日(19日)と明日(20日)がその審議の日なのです。
 大阪市会は他の都市と全く違って、この問題をまともに審議してきたことは以前も書きましたが、今回は橋下ファシズム政権の予算を否決にかかわる大切な審議。13:00-(12:30受付)からなので、時間のある方、淀屋橋の大阪市役所に駆けつけてください。
 議員の皆さんの意気を示してほしい。大阪市は、何かと言うと「お上」に寄り添う関東とは、根本的に違うはず(タレントを首長に選ぶという悪い癖は止めてほしいけど)。関西の空にがれき焼却による汚染をまきちらしてはならないし、大阪湾を放射能で汚してはなりません。2012.7.19

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/