食料が足りない―届けてあげて

 東京人のバカ! そういいたくなる。そしてじりじり怒りがこみ上げてきている。政府の無策に。 
 食料は十分、買い占め行わないように…農相


 鹿野農相は15日の閣議後の記者会見で、国内の食料の供給能力について「全体では十分に確保されている。(国民は)冷静に対応していただきたい」と、買い占めなどを行わないように呼びかけた。鹿野農相は、「(日本)全体で、今日の状況の中でも食料は確保できる」と述べた。首都圏や東北などでは、スーパーやコンビニなどの店頭で食品や飲料の品不足状態が続いている。読売新聞 3月15日(火)12時49分配信
 東京人は一応、安全が確保されているでしょうが。ゆれも少なかったし、津波もなかった。あなたたちが食料を買い占める陰で、被災地の人はどうなってると思う?
母が看護婦でいわき市内で働き続けてる。
ガス、水が止まっていて、スーパーも閉まっていてガソリンも無い。
自衛隊も公的機関も報道陣すらも来ない。
食べ物も無くなり、被爆覚悟で家庭菜園の野菜を少しずつ食べてる。
放射能を浴びてる可能性のある野菜は食べないでって報道してるけど、現状も知らず、それは飢えて死ねと言っているのと同じだと思う。そんな中、保安院と自衛隊が50kmまで逃げるという報道があり、「許せない」としか言えない。住民には何も公表せず、自分たちだけ逃げるだなんて。両親を迎えにいく術もなく、どうすれば救えるのか・・・勝手にこんなコメントをさせて頂きました。どうかほんとの現状を伝え続けてください。
どうかお願いします。どうかどうかよろしくお願いします。

Posted by 両親がいわきにいます at 2011年03月16日 02:22
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/190772977.html

 現地に入ったNGOの16日の報告もほぼ同じ。震災1週間後だっても、まだこんな多くの海底が水も電気もなく耐えている。都会人は彼らにこそ義捐金を送って!食料を送って!
 雪の中でカップラーメンのお湯を待つ子ども=仙台。写真は北方網:http://news.jschina.com.cn/world/201103/t669647.shtml
「被害がひどいところでは雪が降りはじめ、被災者は食料と燃料を必死に求めている。ガソリン不足と道路被害のため、緊急援助物資がまだ届かず、多くの避難場所では収容者の食料確保ができないでいる。零下になろうという気温の下で、85万世帯がいまだに停電したままで、場所によっては給水さえまだ復旧していない。こうした中、病院などから避難所に移された14人が亡くなった」


http://tohoku-pacific-eq.seesaa.net/ (原文英語)
 実は日本には5億8200万バレルという大量の石油備蓄がある。168日はしのげる量だという。http://www.chosunonline.com/news/20110317000045 (朝鮮日報) それを政府は出そうとせず、当然、被災地に届けようともしていないのだ。戦闘機燃料としてなら出すのだろうか。メディアは「被災」から「原発」にスイッチし、国会議員は思いっきりムダメシぶりを発揮している。
 みなさんにお願い。知り合いの役人・議員・金持ち・教師・学者に声をかけて、被災地を早く救助する―もっといいのは西日本に避難させる―ように伝えてあげて下さい。2011.3.17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/