食い違う現場証言と医師証言

 前記事の続き。現場報道の動画↓を見ると、現場では誰も何が起きたのかわからず、右往左往していたのがわかります。SPは「容疑者」とされる人物を何人かで取り押さえる一方、安部氏がどんなアテンドを受けていたかは不明。その後、彼は救急車でいずこかへ運ばれ、さらにドクターヘリで奈良県立医大部族病院に担ぎ込まれたとのこと。

【安倍元首相死去】“銃撃”で亡くなる「すごい衝撃波がきた」当時現場では何が… https://www.youtube.com/watch?v=Gq-9B6IlNHI 日テレ 8日昼前、奈良県で選挙応援の演説中の安倍元首相が銃で撃たれ、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。自民党関係者によると、3メートルほど後ろから2発撃たれたといいます。 現行犯逮捕されたのは、奈良市在住で元海上自衛隊員の山上徹也容疑者(41)です。 当時、安倍元首相の隣にいた堀井巌参議院議員は「背後から銃声が2回聞こえた。突然大きな音が2回しました」と話していました。また、目撃した人からは「音がなった時に、すごい衝撃波がきた」という証言もありました。現場で何があったのでしょうか…。 (2022年7月8日放送「news zero」より)

 この記事にもあるように「後ろから」「背後から」との現場証言がある一方、救命治療にあたった医師は傷が前からだったと証言・・・ここまでの報道がそれぞれ事実なら、暗殺者は他にいたことになるんですけどね~~なお、救命チームは20人ほどもいて、四時間にわたり止血と大量の輸血を行ったそうですが、現場写真でも、ヘリの搬送写真でも、「出血」は見えません(現場写真では胸部はぼかされているようですが)。

現場写真、大量に出血しているはずなのに、体外には流れていないようだ
取り押さえられる容疑者

 なお、↑の写真の容疑者の足元にあるのが「凶器」とみられる「手作り銃」だそう。「手作り銃」が何を指すのか不明ですが、医師によれば、安部氏の銃孔はごく小さく、弾丸は体内には「見つからなかった」そうで、本物のピストルが使われたとしか思えません。どうも、実際に起きたことと報道の間には大きな「差」があるようですが、それを埋めようにも多くの動画は「まだ視聴できない」まま。辻褄合わせをしているとは考えたくありませんが、とにかく正式な検死と、それを包み隠さず発表しなきゃ。2022.7.9

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/