舛添応援の黒岩知事、許せん!

 神奈川県知事でありながら、「原発推進派」候補を応援するなんて、許せん!

「われわれは脱原発連合」黒岩知事が舛添氏応
2014年2月3日http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402020027/
 2月9日投開票の東京都知事選で、黒岩祐治知事は2日夕方、新宿駅東口の街頭に立ち、元厚生労働相の舛添要一氏の応援演説行った。選挙カーの上で舛添氏とともに立った知事は、エネルギー政策について「『脱原発』という言葉を初めて街頭で3年前に使ったのは私。それは『反原発』ではないという意味だ」と説明し、「原発に依存し過ぎたエネルギー体系を脱し、太陽光など新しい体系をつくることを『脱原発』と言った」と強調した。その上で「舛添さんは全く同じ考え。われわれは脱原発連合だ」と訴えた。

 
 「反原発ではない」とまで公言してるけど、知事ならなんでもできると思ってない? 知事は、公選の特別職。たしかに政治活動の規制から除外されてはいるけど、だからって、なんでも自由というわけではなく、慎重な行動が求められるのは当たり前なのだ。彼も最初は「慎重」だったようだけど、それがのこのこ表に出てきた理由は…

神奈川・黒岩知事 都知事選で舛添氏応援へ
2014.1.30
 
 
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140130/kng14013019190008-n1.htm
 神奈川県の黒岩祐治知事は30日の会見で、東京都知事選に立候補している舛添要一氏を支援する意向を表明した。これまで特定の候補者を応援しない考えを示していたが、旧知の間柄である舛添氏からの要請に加え、「政策的に一致している」と理由を述べた。黒岩知事は舛添氏が厚生労働相の経験があることに触れ、「厚生行政関係で県の政策を一緒になって前に進めていける」と説明。原発問題は「細川(護煕)氏の反原発ではなく、舛添氏の脱原発が私の考えに近い」と述べた。2月2日に応援演説をするという。

 厚生族の仲間と、黒岩氏支持母体の医薬産業界から要請された、というわけです。それも、今後の厚生行政(医薬産業テコ入れ=ワクチン推進)のために舛添を応援するというのだから、露骨だし、きわめて動機が不純。彼は、これまでも県民の反対をおしきって、①がれきを受け入れ、②子宮頸がんワクチン再開、などをやってるけれど、これに③原発推進を加えたら、選挙民を愚弄しているとしか言えません。さっさと神奈川から出てもらおう。
 

 神奈川県への意見はここ↓からhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f3492/
2014.2.7

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/