安部元首相に致命傷を負わせたのは誰?

 安部氏暗殺事件について、現場の目撃者の談話データが読者から送られてきました(ありがとう!)。それによると、①大きな音と共に真っ白な煙があがった(手作り銃のもの?)、②「容疑者」は後ろから近づいたがSPは止めなかった、③安部氏はすぐに倒れて動かなくなった、④血はなかった(道路にも血痕はなかった)、⑤女性がずっと心臓マッサージをしていた、⑥SPが何人も容疑者を抑えていた、⑦容疑者はごく普通の人で抵抗していなかった、⑧救急車が来るのが遅かった・・・など。一番不思議なのが④.失血死したというのに、現場には血痕もなかったのですね。

そして病院では、安部氏の死亡宣告後に検死が行われています。その結果;「検死は(7月8日)19時10分から20時10分まで行っています。左肩、銃創1ヶ所、それから前頸部(首の前あたり)楕円形の銃創2ヶ所。これを確認しております。なお死因につきましては司法解剖の結果をもって判断いたします」

 銃声は2回だったのに銃創が3か所なのは、頸部から入った弾丸の一つが肩に抜けたからだそう。また、検死でも弾丸についての言及はなく、司法解剖が待たれますが、現地での解剖が行われないまま、遺体は東京の自宅に戻されている。

 いずれにしても傷はすべて体の前面にあり、「後ろ」からのものではありません。それがはっきりわかるのが↓の動画です。それを見ると、安部氏がずっと前を向いていたこと、「一度目の発砲」で、後方から押し寄せた「白煙」をまともに受けながら、そのまま立っていることがわかります。・・・手製の銃では至近距離から発砲しても威力はなかった、というように。

黄色マーカーが「発砲時?」の白煙。https://www.youtube.com/watch?v=Ij5_PjaDSE0(8:10くらいから)

 従って、安部氏は「2発目」以降に、何らかの形で致命傷を負ったはずですが、そこで疑わざるを得ないのが、SPの行動です。なんと、奈良県警と警視庁SPチームは「容疑者」の接近にまったく気づいていなかったというのです【記者会見の全容】安倍元総理が銃撃され死亡 奈良県警の …が、これは事実でしょうか?()は山本の補足です。

Q 後ろから近づく映像もありますが、(「容疑者」に)どこで気づいた? 

A 発砲音ですね。それで気づいております。

Q それまで近づく人がいることに気がつく警察官はいなかった? 

A それについては…詳細については調査中でございますけれども、一発目の発砲音で気づいた。

Q 一発目の発砲までは構えているところも、誰も気づいてない? 

A どの時点で気付いたかについては現在調査しておりますけれども、確実なところはですね、一発目の発砲音。

Q 背後から人が来てですね、発砲するまで気づかないっていうこと自体は一般的にはどう受け止められる? 

 人の動きに目を配るのがSPの役目なのに、音がするまで気づかなかったというのは異常過ぎて、「意図的に(犯罪を)見逃したのでは」というのが山本の直感。だって、傷口から判断する限り、銃を構えた「容疑者」は、一発目の音で異変を察したSPを交わして安部氏の前に回り込み、彼の頸部に正確に二発の弾丸を打ち込んだのだから。・・・もちろん、「容疑者」はそんなプロのアサシン並みの行動はとっておらず、それを示す動画もない。しかし、傷はある。容疑者に代わって手を下した誰かがいるわけです。だから、暗殺。

 この見方を裏付けるのが、二発目発射時の動画がまだないこと、安部氏を守らなければいけないはずのSPの多くは、一斉に安部氏から離れ、容疑者の抑え込みにかかっていること、そして翌日になって、選挙カーにも二つの弾痕が見つかったと発表されたこと・・・これはいずれ、安部氏の首の弾痕と同じだという調査結果が出るはず。ケネディを襲った「幻の弾丸」と同じですね。政府CIA主導のケネディ暗殺は、それ以後何十年も非公開とされ、ごく最近公開されたはずです。なお、安部氏の後ろにぼ~っとたたずむ「容疑者」には何らかのマインドコントロールが感じられます。手製の銃で要人を暗殺しようと、うろついていたこと自体、彼が判断力を失っていたことを証明しており、実際に「心身喪失」と判断されるかもしれない。いずれにしても単独犯説にぴったりの候補者です。

 すぐにでも知りたいのは、彼の「手製の銃」に果たしてどれほどの殺傷能力があるのか(動画では、衝撃波は出しても殺傷能力が低いことを証明している)、司法解剖の結果はどうだったのかということ。・・・でもね、「暗殺」だとすれば、銃は間違いなく殺傷能力の高いものとすり替えられ、司法解剖も辻褄が合わせられ、私たちは事前に練られたシナリオを聞かされるだけだろうな~。2022.7.10

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/