この年末年始は、人里離れた地でのんびり過ごしました。
ところが散歩に出ると、大気の中にプラスチックの焼却臭が漂っているのです。八ヶ岳南面の田園地帯、見れば、あちこちから白や灰色の煙があがっている・・・・・・新年を迎えるために、枯れ草や枯れ枝を燃しているのですが、そこにかなりの農業プラスチック製品がまぎれているのでしょう。
でもこの行為は、法律上、「廃棄物の野外焼却」にあたり、禁止されています(廃棄物処理法第16条の2)。例外規定もあり、どんど焼きやキャンプファイアーなどは除外されていますが、能漁村の野焼きは「やむを得ない時」に限られていて、落ち葉たきなども原則禁止。なぜなら、野焼きの煙は見かけほど無害ではなく、毒ガスを発生させ、敏感な人には、化学物質反応症を引き起こすからです。紙やプラなどが混じっていると、当然、その害もひどくなりますよ。
もひとつ、大気を汚染しているものにケムトレイルがあります。それまで半信半疑だった私が、初めてケムを実体験したのは、昨年秋の東北の旅の途中でした。
この写真がその時のもの。岩手県岩手町をドライブ中に、一台のジェット機が点線状の雲を残して飛び去ったのを目撃し、とっさに運転席から写したものです。点線状の飛行機雲なんかありえないから、「こ、これは・・・」と、すぐ近くにあった役場に駆け込み、環境課職員に空を見てもらって、「ちゃんと調べて」と要請しておいたのですが・・・何もやらないでしょうね。
以後、よく空に目をやるようになりました。すると、ケムが撒かれる日が大体予測できるようになりました。私が住む鎌倉ー藤沢の上空には、特に12月20日、21日、ケムが何本も厚くまかれ、息苦しいほど。両日ともカメラを忘れたのが残念です。ケムトレイルのことを言い出すと、「陰謀論」で片付けられるので、避けていたのですが、確認した以上、避けては通れないという感じ。
というわけです。なので、ケムに興味がある方、情報をお待ちしています。なお、ケムを知らない方、検索をかければゴマンと出てきますよ。とにかく、何とかしなきゃ。2011.1.8
野焼きとケムトレイル
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/