マクドの「分煙」 2

  大坂のマクドナルド、ツイン21店の「分煙」について文句を言ったことは書きましたが、同店の店長から2月17日付けでFAXが入っていたのに、昨日、気がつきました。以下はその文面です(ママ)。
 「(前略)この度は、当マクドナルドツイン21店におきまして、分煙設備により、大変ご不快の念を与えるご迷惑をお掛け致しまして、誠に申し訳ございませんでした。心より深くお詫び申し上げます。
 現在、店舗におきましては、空気清浄機2台と設置させて頂いておりますが、ビルの空調の問題もあり、禁煙席への流煙は完全には防ぐ事は出来ておりません。また、消防法の区画の問題もあり、現状店舗に出来る限りの努力と致しまして、空気清浄機の設置と、テラス席を設置させて頂いております。
 今回、山本様の貴重なご意見を頂戴し、今後は店舗改装のタイミングにおきまして改善向上に取り組む所存でございます。これからはお客様にご満足いただける商品のご提供とサービスの向上に努めて参りますので、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
 15日に(自宅へ)お電話をさせていただきましたが、お留守でございました。メールでのご回答は、セキュリティー上、私の権限では使用できません。この様なFAXにてのご連絡となり、申し訳ございませんでした(
以下略)」
 返事はていねいだけど、結局、「しばらく変えまへんで」ということですね。
 同店は、全体にタバコの煙がただよっていたのですが、店側もそれはちゃんと認識していました。レストランや喫茶店は閉鎖空間だから、スモーカーが吐く煙(副流煙、より多量の発ガン物質を含む)は、極めて効率よく、非喫煙者の肺にも吸い込まれるのです。
 空気清浄機やテラス席というのは小手先の「ごまかし策」でしかなく、「禁煙」をかかげた方がコストもかからないし、従業員の健康も守れるのに。健康への意識の高まりを考えれば、「吸えない」と、去ってゆく客より、「ヘルシー」とやってくる客の方がずっと多いはず。マクドナルドは時代の流れを読めないでいるのか、今度、本部の方に問い合わせてみよう。2011.2.25

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/