キャピトルヒル占領に一言

 昨年の米大統領選にも触れたので、6日のトランプ支持派による議事堂選挙についてもちょっと取り上げます。

 5人の死者が出たようですが、私の目にはこの「占拠事件」も筋書きに見えます。というか、トランプが四年間の任期の間じゅう、最もやりたかったのがこのアクションではなかったか、と。そして民主党もそれに「協力」した。

 理由?

 まず、①「暴徒化」した人々は、すでに一般市民ではなくその筋のように見えるから…傭兵では?(によくやる手)

 次に、②「守る側」の意図的な手薄。暴動化が必至なのはみなわかっていたのに、警察も州兵も、暴徒が議会ビルに侵入するのを「許し」、さらに会議中の上院に攻め込むのをそのままにした・・・ま~、あえて騒ぎを拡大させたんですね。

 その結果。③世界中のTV局が喜んで暴動シーンを配信。おかげで拡大するコロナワクチン被害が報道されず

 また、④次の規制強化…なんせ「民主主義の砦」が「暴徒に蹂躙」されたのだから、このままほっておくわけにはゆきません

 ⑤このトランプ派による行動のおかげで、「弱腰」バイデンは堂々と大統領に就任できる。彼の「これは抗議ではなく暴動だ」とのセリフ、準備していたな、という感じ。

 そして、このシーンにデジャヴュ(既視感)と違和感を感じました。↓はNHKの報道の一部

トランプ大統領の責任問う声強まる 支持者らが議事堂一時占拠

 アメリカ大統領選挙の結果を確定する連邦議会の合同会議の最中に、トランプ大統領の支持者らが議事堂を一時占拠する異例の事態となったことについて、野党・民主党のペロシ下院議長がトランプ大統領の即時解任を要求するなど、大統領の責任を問う声が強まっています…

 中国外務省の華春瑩報道官は、「香港で2019年にデモ隊が立法会に乱入した時は香港の警察は自制心を保ち、1人の死者も出なかった。アメリカのメディアは今回のことを暴力事件や暴徒、恥と言って非難しているが、香港のデモ隊のことをアメリカの役人や議員、一部のメディアは、民主の英雄などと美化していたではないか」と述べ、アメリカの対応を皮肉りました。

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 私の違和感を言い表しているのが上の記事の後段です。CIAやNEDの支援を受け、アメリカ国家の旗を掲げた香港の「民主派」が立法府に押しかけ、連日大騒ぎをくりかえしていた・・・コロナ以前、メディアのトップを飾っていたのはこの件であることを忘れないように。しかもメディアはすべて「反中」。この手が失敗したので、今は「コロナ」を理由に中国叩きを続けているんですけどね。そのトランプ、もともと一期だけの任期、しかも「大失敗」するというシナリオが描かれていたのに、どこかで気づいたのかもしれません。今やっていることは最後のあがきですが、不当選挙はあったと思いますよ。だってアメリカは、他の先進国ではありえない、「間接選挙」、それも機械投票、機械開票だから。技術を制する者は票の操作なんていくらでもできる。

 なにせ、香港の新法成立で動けなくなった暴徒が、自国に引き上げ、トランプとともに「内乱」を企画しているような気もします…いえ、その可能性はかなり高い。なんせ大金持ち・ソロスはずっとその計画を温めているしね。

2021/1/9

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/