コネット博士の「ごみゼロ」「フッ素」講演会

 直前のお知らせですが、ごみ問題に悩んでいる自治体職員、焼却炉・処分場に反対している市民のみなさま必見です。もちろん、メーカーにも有用なはず。

ポール・コネット博士、ごみゼロ問題講演会!!

と き:2013年11月24日(日)18:30~20:30
ところ:国分寺Lホール(駅ビル8階) 会費:500円

 彼は、水道水のフッ素添加、焼却炉の危険性を強く訴えている、世界的に有名な「行動する」化学者です。今回は多摩地区のごみ処理を見据えて「ゼロ・ウエイスト」の話をするそうです。
主催は日の出の森・支える会など。

 ところで、ごみの焼却処理は最悪の処理法であるということを確認しておきましょう。

【焼却炉排ガスからは、日常的に以下のような有毒物質が排出されています】

ダイオキシン類(PCBPCDD類)ダイオキシンは焼却炉の「中で」生成されます。
・有害重金属類(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素等)元素なので高温焼却しても分解されず、PM2.5に移行します。 
PM2.5、ナノPM…非常に毒性が強い。小さいためバグフィルターを通り抜ける。
・揮発性有機化合物(VOC、有機溶剤類)…スモッグやPM2.5のモト

【有毒な焼却灰は「リサイクル」なんかできません】
 焼却後に出る灰(特に飛灰)は非常に毒性が高く、近隣住民の間にがんや先天性障害を引き起こしていることが知られています。日本はそれを「リサイクル」と称して、溶融固化し、エコセメントや路盤材に「リサイクル」していますが、中に閉じ込められた毒物は、劣化や酸性雨によって、必ず環境中に漏れ出します。

【ごみ発電は非効率、ダーティな補助金事業】
 政府は「ごみ発電」を推進するために多額の交付金をつけていますが、これは、焼却炉が大量のごみを必要とし、大規模汚染を招くという実態を隠すため。ごみ焼却処理が有害で非合理、非効率なのはすでに明らかになっています。

【私たちに必要なのは「ごみゼロ」政策】
 それも、「日本のニセごみゼロ(=循環型=全量焼却主義)」ではなく、本当の「ごみゼロ=焼却ごみと埋立ごみをゼロにする」が必要です。米・サンフランシスコ市(人口80万人)では、2020年までにごみゼロを宣言、分別義務付け、ペットボトルやプラ袋禁止令、コンポストなどを組み合わせた政策を実行し、すでに目標の80%達成に成功しています。http://www.sfenvironment.org/zero-waste
 コネット博士は、このあたりを詳しく説明してくれるでしょう。同じGAIA(ごみ焼却代替案を進める国際連合、http://www.no-burn.org/)のメンバーとして、私もかけつけます。

ところで、主催者のお知らせを検索していたら、同じ日に次の講演があることを知りました。こちらは埼玉県吉川市。ポール、かなり高齢のはずなのに、なんてエネルギッシュなんだろう・・・「化学物質汚染」は私の守備範囲でもあるし、フッ素の件はこのブログでも何回もとりあげているので、こちらにも行くか・・・朝早くてつらそうだけど。11.22

 水道水のフッ素化が検討されている埼玉県吉川市で、環境問題、特にダイオキシン問題の第一人者であるポール・コネット博士の講演会が開催される。
 日時  平成25年11月24日(日)10時~15時
場所  吉川市 中央公民館 ホール  参加費 無料
午前の部 記念講演「水道水のフッ素化に反対する科学的根拠」
  講師 ポール・コネット博士(ニューヨーク・セントフローレンス大学前教授)FAN反フッ素ネットワーク代表

http://kodomonohatokenkou.blogspot.jp/p/blog-page_1545.html

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/