南足柄市民のがれき反対記者会見

  県庁の記者クラブに、事実上ボイコットされた「足柄地域の暮しと環境を考える会」のがれき反対記者会見。そこで、対県がれき交渉団がその模様をユーチューブにアップしました。これが、今のところ、南足柄市民の「反対」を伝える唯一の動画です。ぜひ拡散と、協力をお願いしますね~

 ・20130820 足柄地域の暮らしと環境を考える会記者会見
   http://www.youtube.com/watch?v=qfApwVjW-hE&feature=youtu.be

 
 「県営の芦名処分場への受入れが断られた時点で、がれき受入そのものを中止すべきではなかったか」
 「洋野町が困っているといわれたが、岩手県には南足柄よりはるかに広大な処分場がある。大きな岩手クリーンセンターもある。なぜそこで処分しないのか」
 「質問にも、県市まったく同じ答が返ってくる。市職員には危機意識が薄く、問題を考える能力がない」

 なんて厳しい指摘が続きます。先ほど(9月4日午前9時20分前後)震度4の地震があったけれど、初めての事業だから、アセスも必要です。

 広域がれきの受入れは、自治体が国の家来になることを意味しています(交付金をもらって、「ワン」になる)。逆に言うと、交付金でがれきを押し付けようとしている国県は、それだけで自治権を侵しているのですが、廃棄物担当職員はそういう観念ゼロ。というか、自治権を尊重していたら、ごみ行政も現在のようにはならなかったでしょうな。2013.9.3

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/