昨日は新潟に入り、処分場などを見学、とりあえず「焼却灰の水銀・鉛汚染事件」について聞きました。ところが、報告書があがるのは12月で、それまで現地ではまとまったことは言えないとのこと・・・そのほか、高線量の汚泥がたまりつづけている上下水処理場も見たかったのですが、こちらは時間切れアウト。でも、会った職員はみな優しくて、正直。九州のどっかの市とは大違い。
町の人々もとにかくやさしい。
この穏やかで、争いを嫌う性格が、原発にも焼却炉にも「ノー」を言えなかったんだろうと思います。
でも、世界の四大公害の地、新潟水俣病を経験した新潟県で、行政ががれき焼却という環境犯罪を実行していいはずがない。反対活動する人は少数かもしれませんが、「沈黙の県民性」を考えれば、彼らの告発は耳を傾ける価値があります。
今、訪日中のヘレン・カルデコット博士も言ってるんですけどね。「がれき広域処理は犯罪だ」って。
ロザリー・バーテル亡き後、反原発・反放射能で世界をひっぱっている彼女の会見の様子。
「日本はオール・ブラックアウトだ」との発言が印象的でした。私もできれば取材したかった。
http://www.ustream.tv/recorded/27136614
ヘレン、大阪のハシゲに会って、彼を一喝してよ。
2012.11.21
カルデコット博士の記者会見
この記事を書いた人
山本節子
調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/