岩手の漁網埋め立てめぐり 黒岩知事が地元町内会に説明 神奈川
2012.7.26 21:39
網(神奈川県提 東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理をめぐり、神奈川県の黒岩祐治知事は26日夜、県営産業廃棄物最終処分場「かながわ環境整備センター」(横須賀市芦名)で地元の芦名町内会を含む大楠連合町内会の役員と面談。被災地での処理が困難な岩手県の漁網を焼却せずセンターに埋め立てる計画を説明し、理解を求めた。受け入れる漁網は当面、分別が進んだ洋野町(ひろのちょう)の漁網1600トン。事前に実施した漁網の放射能濃度測定の結果は不検出だったという。受け入れにあたっては、漁網の濃度や空間線量率を現地で定期的に測定。防水性のあるフレコンバッグに詰めた上で輸送し、バッグのまま埋め立てる。原子炉等規制法で放射性物質とみなされない濃度1キロ当たり100ベクレル以下としていた従来の受け入れ条件は継続。焼却灰の埋め立ては行わないとしている。黒岩知事は昨年12月、焼却灰の埋め立てを表明したが、放射能を懸念した連合町内会の反対で今年2月に撤回。県はセンターへの受け入れを県内で出た産業廃棄物に限る協定書を芦名町内会と交わしており、地元の理解を前提に代案を練っていた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120726/kng12072621420012-n1.htm
新聞は、7月26日に行われた黒岩知事と町内会長らの密会を、こういう風に↑伝えています。いやあ、ひどいね。
●ちゃんとした「説明会」が行われたのか、という風に聞こえますが、実際は完全な秘密会。何しろ、直前に会場まで変えています。たまたま予定されていた場所を確かめに行き、キャンセルされていたことを知って、あわてて探したんだけど、よほど市民に来られたくなかったのね。
●門の外では大勢の市民が怒りのシュプレヒコール、その抗議行動を、この記事は全く伝えていません。
●それどころか、この記事は、会合が終わった(9時35分)わずか数分後に入稿されている。つまり、新聞社と県が、前もって記事の打ち合わせをしていたわけです。いいかげんにマスコミと行政の癒着はやめんかい。
で、以下は、当日の行動に参加した人の話をまとめたものです。
芦名コミュニティーセンターそばにで集合、19時すぎに、会場のかながわ環境整備センターに到着した。やがて、車に乗り合わせた役員たちが続々と到着した。車が通るたびに、それぞれ「{新提案を)拒否しろ」、「交渉のテーブルに着くな」、などと口々に呼びかける。大人の怒りのシュプレヒコールの間に、母親に連れられてきていた子どもが「勝手に決めるな!」と言ったのがとても新鮮だった。
しかし、黒岩の車が入った様子はなく、おそらくもっと早い時間に会場に着いていたのだろう。やられた。しかも、この間、県職員が私たち参加者の写真を撮りまくっていた。門を開けろと迫ると、彼は「警察を呼ぶぞ!」と恫喝する。(…公務員が納税者を恫喝していいの?)
参加者はみな怒って、逆にこの職員の写真を取りまくってやった。おまけに、参加者が、シュプレヒコールで「長谷川会長!出て来い!」「長谷川昇、出て来い!」などと言うと、彼は「個人攻撃はダメだ」、などという。市民に隠れて県と密通している自治会場をかばう態度に参加者の怒りはさらに高まった。
ハンドマイクを持ってきていた人がいて、「傍聴させろ!」「黒岩帰れ!」、「協定書を変えるな!」、「コソコソするな!」、「長谷川出てこい!黒岩出てこい!説明しろ!」などと終始連呼。中には「東北の人たちはがれきを支援してとは言ってない。芦名の海を汚すな。こっちは生活がかかってるんだ!」と訴えていた人もいた。
9時過ぎ、役員たちは緊張ぎみに足早に出て来て、車に分譲し、一番上の出口から脱兎のように逃げ帰った。その直前、車が一台建物の影に入ったが、それが黒岩の車だったのだろう」思う。時間は9時35分。あわてて何人かが上の出口に走ったが、逃げられてしまった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120726/kng12072621420012-n1.htm
新聞は、7月26日に行われた黒岩知事と町内会長らの密会を、こういう風に↑伝えています。いやあ、ひどいね。
●ちゃんとした「説明会」が行われたのか、という風に聞こえますが、実際は完全な秘密会。何しろ、直前に会場まで変えています。たまたま予定されていた場所を確かめに行き、キャンセルされていたことを知って、あわてて探したんだけど、よほど市民に来られたくなかったのね。
●門の外では大勢の市民が怒りのシュプレヒコール、その抗議行動を、この記事は全く伝えていません。
●それどころか、この記事は、会合が終わった(9時35分)わずか数分後に入稿されている。つまり、新聞社と県が、前もって記事の打ち合わせをしていたわけです。いいかげんにマスコミと行政の癒着はやめんかい。
で、以下は、当日の行動に参加した人の話をまとめたものです。
芦名コミュニティーセンターそばにで集合、19時すぎに、会場のかながわ環境整備センターに到着した。やがて、車に乗り合わせた役員たちが続々と到着した。車が通るたびに、それぞれ「{新提案を)拒否しろ」、「交渉のテーブルに着くな」、などと口々に呼びかける。大人の怒りのシュプレヒコールの間に、母親に連れられてきていた子どもが「勝手に決めるな!」と言ったのがとても新鮮だった。
しかし、黒岩の車が入った様子はなく、おそらくもっと早い時間に会場に着いていたのだろう。やられた。しかも、この間、県職員が私たち参加者の写真を撮りまくっていた。門を開けろと迫ると、彼は「警察を呼ぶぞ!」と恫喝する。(…公務員が納税者を恫喝していいの?)
参加者はみな怒って、逆にこの職員の写真を取りまくってやった。おまけに、参加者が、シュプレヒコールで「長谷川会長!出て来い!」「長谷川昇、出て来い!」などと言うと、彼は「個人攻撃はダメだ」、などという。市民に隠れて県と密通している自治会場をかばう態度に参加者の怒りはさらに高まった。
ハンドマイクを持ってきていた人がいて、「傍聴させろ!」「黒岩帰れ!」、「協定書を変えるな!」、「コソコソするな!」、「長谷川出てこい!黒岩出てこい!説明しろ!」などと終始連呼。中には「東北の人たちはがれきを支援してとは言ってない。芦名の海を汚すな。こっちは生活がかかってるんだ!」と訴えていた人もいた。
9時過ぎ、役員たちは緊張ぎみに足早に出て来て、車に分譲し、一番上の出口から脱兎のように逃げ帰った。その直前、車が一台建物の影に入ったが、それが黒岩の車だったのだろう」思う。時間は9時35分。あわてて何人かが上の出口に走ったが、逃げられてしまった。
真夏の夜の熱いアクション。参加者のみなさま、本当にありがとうございます。これは、地元の人たちが初めて参加した抗議行動として、ほんとに意義があると思います。この抗議行動はIWJが配信してくれていたようですが、今は見当たりません。わかったらまたお知らせします。2012.7.27