地震発生データを可視化した動画が流れているとの連絡をいただきました。現在の情報処理技術なら、能力のある人ならこういうものができるはず、誰か作ってくれないものだろうか、と思っていたので、早速、見てみました。ここ↓です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=eKp5cA2sM28
2011年1月から12月までの1年間、日本周辺で起きた震度3以上の地震を、気象庁のデータを用い、地図上に震源、発生深度、規模(マグニチュード、震度)などをにプロットし、それを連続動画にしてあります。地震の数、約2万、大変な作業だったと思います。これを作ったのは、公的機関ではなく、匿名の個人です。
音楽なし。地震発生にあわせて、パチッ、パチッという小さな音をかぶせてあるだけですが、画像と重ねると、そうとう衝撃的で鳥肌が立ちました。これは、原発を再稼動せさようとしている亡国政府が作れるようなものではありません。日本の地震学会は何をしているやら。
なお、同じ作者による、同時期の世界版ははこちら↓ これも迫力があります。
* 2011年の世界の地震 分布図 World earthquakes 2011 Visualization map (2012-01-01) http://youtu.be/cwWn_W6ZbT4
積算回数や発生軽度などを見るにつれ、「断層のずれが地震を起こす」という、プレート・テクニクス原理が怪しく思えてきました。同セオリーによれば、断層のずれに蓄えられたエネルギーが地震で発散されるので、同じ場所では大地震は再発しないはず。でも実際は、311以後も東北太平洋岸では、余震といえない規模の地震が頻発、集中していて、果たしてこれは完全に自然現象といえるのか? という疑問が生じてきたのです。作者にはぜひ過年度との比較マップを作っていただきたい。
あの時期、東北から関東は集中攻撃(爆撃)されていた。これが、この動画を見た、私の印象です。みなさまはどう思われるでしょうか。2012.3.21