鳥取県:湧水地に産廃処分場

 25日から鳥取・米子に入っています。鳥取県は、水の里・淀江町に「公共関与」産廃最終処分場を建設しようとしていますが、それに反対する人々をサポートするためです。・・・今日も忙しいので、反対グループ「水の会」が出した「おたより」をアップしときます。

▼▼▼▼ 山本節子氏「講演会」に約180名参加 ▼▼▼▼

  226日(日)14時より、淀江公民館において、山本節子氏による講演会「産廃って何だ!?」

~今、私たちは何をしたらよいのか~と題して行いました。

講演会の計画は2週間ほど前に、1月に来ていただき、県、米子市、西部広域行政組合、環境プラント工業に出かけて調査、抗議をして頂いた山本節子さんに再度来ていただき「事業計画書の変更」など違法を行っている事業センターや県に対して交渉をしてもらい、その時に講演会も行おうと決めました。急な決定でしたので果たして何名参加者があるのか不安でしたが、参加者名簿によりますと約180名の参加者でした。特に淀江町内の参加者が80名程あり、子供連れの若い方も参加されていて、地元や若い方も関心を持っていただいていることがわかりました。

 講演の内容も、約2時間に亘って行われ、なぜ産廃処分場が造られるのか、産廃処分場はどんな危険なものか、海外の処分場の状況、鳥取県のごみ処理に対する姿勢、法律ではどう決められているのか、今私たちは何をしたらよいのかについて分かりやすく話していただきました(※ 講演内容は録画していますので見たい方にはDVDでお渡しするよう準備しています)。

 質問では、「水」は大事な財産で壊してはいけないのでは、本当に行政はうそを言っているのか、大山麓周辺、境港、美保関までの広い範囲での取り組みが必要では、など色々な質問や意見が出ました。

 最後に事務局長より閉会のあいさつがあり、「米子の水を守ろうのシュプレヒコールで閉会となりました。(閉会のあいさつの中で「処分場はどこか他で造る」旨の話が出ましたが、事務局長の意図は、平成25年ごろ事業センターが自治体にアンケートを取っており、旧淀江町や、米子市が「適地はない」と答えていたことに対して出た言葉で、誤解を与えたことをお詫びします)

 

◆◆◆◆ 鳥取県知事へ抗議 ◆◆◆◆

 227日(月)10時より、鳥取県庁に於いて「産廃処分場計画の縦覧」について、循環型社会推進課に山本節子氏以下12名で申し入れを行いました。当初、知事に面会を申し入れましたが、議会中であり面会できないとのことで、再度、副知事、統轄監を求めましたがダメで、担当係りの対応となりました。現在行われている事業計画書の縦覧で「計画書の変更が行われておりやり直すべきではないか」との追及を行いましたが、担当課長は「変更ではない」とやり直しは行わないと言い続けました。また、条例で示されている500メートルが「周辺地域」だと説明しているが、それに入らない西尾原、小波上自治会は関係住民となるのかと質問したら、その自治会の活動範囲に地名が入っていれば関係住民となると分かり難い回答でした。処分場計画地の周りの自治会に迷惑料の地域振興交付金をだすために決めたのではないかと疑いたくなります。そのあと県政記者室で記者会見を行いました。

 

 建設予定地は鳥取 名水 湧水 おいしい水が集中している地域のどまんなか。これだけでも犯罪的なのに、平井知事(元官僚)は、水の保全より、企業利益しか考えておらず、これまで出された23000以上の反対署名も完全無視とのこと。えらくひどい県政です。2017.2.28

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/