久しぶりの放射能汚染ネタ。フクイチ事件の放射能汚染は避けられず、その深刻さは本来、コロナなどとは比べ物になりませんが、政治的に「無視」されているため、多くの人は事件があったことさえ忘れかけているかもしれません。
でも、原発事故の汚染は今も続いています。そこで発生した汚染ガレキ、汚染土壌、汚染樹木、そして汚染砕石などは、ひそかに全国に拡散されているのです。
以下、「貧困だいはつ」さんのブログhttps://ameblo.jp/daihatu-com/entry-12604523296.htmlから転載(校正つき)。写真はごく一部。ぜひ元記事をご覧ください。
(転載開始)
…私は2013年09月には福島第一原発の南約18㎞、JR常磐線木戸駅の周辺で、311大震災以降、運行停止していた常磐線の復旧工事をしていました。
工事の工程・内容は、
①2年半にわたり放置されていた線路周辺の草ぼうぼうを刈り取り、
②ジャッキで線路を持ち上げ、放射性物質が沈着した砕石(砂利)を搔き出して、
③新しい清浄な砕石を敷き詰める。
④同時に古い木の枕木を高規格のコンクリート製枕木に交換。…というものでした。
②の「放射性物質が沈着した砕石」は黒い「トンパック」に詰めて線路わきによけ、改めて「仮置き場」に集積されます。
「トンパック」とは、現場作業員らが勝手に名付けた通称で、一般的には「フレコンパック」と表現されています。
この「トンパック」一袋の詰め込み重量は2tonです。地元フグスマの鳶職「草野組」ッつー、ヤクザ者があらわれて、どんどん高く積み上げていきました。原発の爆発のおかげで草野組は、大儲け。
さて、この仮置き場をグーグルアースで観ると、
↓もっと拡大、
これは2014年のJR東日本の仮置き場の画像です。
がー、こんにち、それが…↓
2018年時点の画像では、もぬけの殻。。。
思い当たるのは、以前、環境省が表明した「除染した廃土などを8000ベクレル以下の地方に分散させる」っていうヤツね。
ちなみに2013年当時、JR常磐線・広野駅-竜田駅間 砕石の放射線量は毎日 0.26~0.36マイクロシーベルトを示していますた。
が、砕石のしけった下の方や、雨水が溜まるような窪地では…
…恐ろしい数値が観測されていますた!
この恐ろしいトンパックは、いったいどこに行っちゃったのでしょうか?
なんと茅ヶ崎市内に運び込まれていたんですわー!
場所は、茅ヶ崎駅北口から真北へ 740m。
イオン茅ケ崎・中央店の北面の空き地。
2020-06-15現在、残り約160袋。
2013年に砕石を詰め込んだトンパック。
この中国製トンパックの寿命は2年ですが、茅ヶ崎で2020年を迎えておるわけだす!
放射線に汚染されたJR常磐線の採石が、新築した茅ヶ崎警察署や茅ヶ崎医師会の夜間・休日診療所の基礎や外構工事で敷き詰められたことは公表されていません。そもそも茅ヶ崎の市民は弱い者には高圧的に接し、強いものにはへつらうのが好きなようです。
……自民党に投票していることに誇りを持ち、役所には文句を言わない地域性があります。
すなわち、茅ヶ崎市は ゴミを捨てるにはもってこいの場所なのです。
あなたの町にも何気なく置かれているかも知れませんよ。
この国のクソ役人がすることは、本当に恐ろしいですね。
(転載ここまで)
これは決して茅ケ崎だけの話ではありません。国と業界は311の直後から、「全国を同じように汚染する」、汚染平準化作戦をとってきており、山本も複数の地域(山間部だけでなく、都市部にも)で、ひっそり黒フレコンが積まれているのを目撃しています。でも、メディアは追わず、政治屋は無言、そして国民は「すぐ忘れる」お国柄・・・こうやって日本は汚染列島になってゆくのですね。2020.6.27