東北関東大地震: 原発はやめよう

 日本のエネルギー政策が招いた未曾有の原発事故。それに直面し、中には良識を取り戻した政治家もいました。山口県で着工が予定されていた上関(かみのせき)原発の中断を求めたのです。安全性が確保されていないことが明らかになったので、中断されるのはまちがいないと思いますが、白紙撤回させない限り、将来また危機がやってくるでしょう。今だからこそ、市民はオルタナティブエネルギーを追求するよう求めてほしい。

 山口県、原発建設工事の中断を申し入れ
 2011年3月15日09時31分  読売新聞
 
山口県の二井関成知事は14日、福島第一原発の爆発事故を受け、中国電力が進める上関)原子力発電所について、建設工事の中断を同社に申し入れたことを明らかにした。同社の松井三生(みつお)副社長と13日に会談した西村亘副知事が、上関原発が福島第一原発と同じ沸騰水型であることに触れ、「国と東京電力の対応を見極め、必要な措置を講じてほしい」と、工事中断を求めた。松井副社長は「申し出の趣旨は重く受け止める」と答えたという。中電によると、上関原発はマグニチュード8・6の地震を想定し、4・6メートルの津波に耐えられる護岸を整備する計画。二井知事は「今回、上関原発で想定する規模を超す地震(M9・0)が発生し事故が起きたのだから、国や中電は今後どうするかを考えることになるだろう。同社の工事を中断して対応してほしい」と述べた。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110315-OYT1T00212.htm
 大間原発(青森県)も、事故が続く六ヶ所村(青森県)の核燃料再処理も中止すべきだと思います。それから静岡県の浜岡原発もその他の地域の原発も、少しずつオルタナティブエネルギーに切り替え、節約型社会をめざしてほしい。
 これまで「反原発」にあまり興味をもっていなかったあなた、エネルギー問題に目を向けると、日本がいかに危険な状況におかれているかわかります。以下のサイトを参考に。2011.3.15
(参考)
http://cnic.jp/ (原子力資料情報室)
http://cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=10
http://www.stop-hamaoka.com/

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/