いわゆる「温暖化」と、それへの対応策(自然エネだのなんだの)が、100パーセント政治問題ということがわからないと、風車やメガソーラー建設を止めることなどできないんですけどね・・・
アメリカのトランプ大統領は、就任直後まで風車に反対する言動をくり返していました。でもその後は、この問題については沈黙。もちろん、他にも問題山積だったからでしょうが、その反対を反映してか、「記録的な長さである」19ヶ月も「サイエンス・アドバイザー」が空席だったのです。しかしこのほど、気象学者のケルビン・ドロージマイヤー氏を指名して、記録更新をストップしたのだとか。物理学会以外の学者がこのポストにつくというのは初めてのことらしい。議会がこの人事を承認すると、彼が晴れて、アメリカの気象政策を主導する立場になるわけですが、これまでの経歴をちょっとみると、これまで以上に温暖化対策は強化されるでしょう。
なぜなら同氏は、強烈な「気候変動」の支持者。ブッシュ政権、オバマ政権の下で温暖化問題を研究し(米国科学委員会委員など)、その筋で政策立案にかかわってきた人だからです。それお、「異常気象」のエキスパートで、スパコンを駆使して大気中湿度モデルなどを開発してきたと聞けば、今アメリカで大問題になっているカリフォルニアの大火などを背景に、「温暖化」がさらに叫ばれるはず(実は寒冷化が進んでいるという情報はほぼつぶされている)。なんでも政治家を説得する能力にも長けているそうで、彼なら膨大な科研費予算をしっかり獲得できるだろうという期待もあるのだとか。出典:Science Magazine reported Tuesday
気候は変動するのが当たり前です。だから氷河期、間氷期などがあったわけで、何万年も環境の温度が一定だと考えるほうがどうかしている。「人為的温暖化=二酸化炭素原因説」だって、理性的な人なら、大気中の物質の組成割合を考えれば、どこか変だと思うことでしょう。しかもーー日本ではほとんど伝えられていませんがーー政治的なごまかしがごまんとある。
新しい科学顧問は、このごまかしをさらに強化するのでしょうね。2018.8.2.